憧れのRIMOWAは欲しいけど、他の一般的なスーツケースより高いし、本当にそこまで良いの?と思っている方も多いと思います。
アビクラは、アルミの旧トパーズ(オリジナル)とクラシックを8年間愛用(一応、廃盤の2輪のトパーズも5年以上使用)していますが、価格や本体重量などのデメリットはあるが、使い込むほど出てくるガジェット感が気に入っています。
他のスーツケースでは味わえないので、これからも大事に修理して使い続けたいと思っています!
- RIMOWA購入を検討しているけど、使用者の感想が知りたい
- 旧トパーズとクラシックの細かな違いが知りたい
- アルミ製RIMOWAの具体的なメリット・デメリットが知りたい
こちらの記事では、アビクラが駐在生活で使い倒している愛用品を参考に、アイテムを具体的に紹介したいと思います。
それでは、早速いきましょう!
アビクラ所有品のご紹介
まずは、アビクラの所有しているRIMOWAについてご紹介します。
オリジナル(旧トパーズ)86L
トパーズは2016年にミラノで購入。
所有の「トパーズ」は、LVMH買収後に名称が「オリジナル」と変更になり、外観もマイナーチェンジしましたが、寸法などのスペックはほぼ変更ないと思います。
アビクラがメインで使用している86Lはそこそこ大容量なので、1週間近くの旅行や大陸間移動にピッタリです。
この上には100L以上の大きなサイズ展開がありますが、本や食品など重いものをパッキングすると、軽く23kgをオーバーする可能性が高いです。
日系航空会社の通常預け入れの重量制限は23Kg。この制限を考えると86Lがちょうどいいサイズ感だと思っています。
この荷物ホルダーも地味に便利です。空港などでは既にカバンがいっぱいなので、ちょっとした袋やお土産を買ったりするとき重宝します!
手持ちハンドルはスプリングで片側に固定されるタイプです。(塗装が剥げてプラスチックの地肌が見えてしまうのはちょっとダサいですね。。)
ハンドルは4段階でストップがかけられます(無段階設定ではない)。
ただ最長で使うとハンドルに負荷がかかり壊れてしまう感じがするので、短い方から2, 3段目で使用しています。
トパーズの角は丸みがあるので、極端に凹みができない仕様です。もちろん傷は日常茶飯事です!
中身は左右それぞれに固定式のディバイダ―があり、メッシュの部分には書類や薄い小物であれば収納可能。閉じるときも荷物が崩れません。
また、トパーズのロックは3箇所。現行のオリジナルはセンターロックが廃止となり2箇所となっています。なんとなく3箇所でしっかりとロックされていると安心します。
TSA搭載なので、アメリカへの旅行時にも安心ですね。
TSAロックの説明はこちら。要はTSA以外の鍵をかけたら壊してチェックしますよ、、ということです。
TSAロックはアメリカ運輸保安局 TSA(Transportation Security Administration)によって認可・容認されたロックで、セキュリティチェックが最も厳しいアメリカであっても、カギをかけたまま航空会社に預けることができるロックです。
グアム、ハワイを含むアメリカ合衆国においては、航空機に搭乗する際の預け入れ手荷物に対し、スクリーニング(透視)検査を実施しますが、TSA係員がスーツケース等の鞄類を抜き打ちで目視検査をする可能性があるため、施錠をしないことを求められています。
鍵をかけている場合については、鍵を壊して検査をすることが認められており、検査の際に鍵を壊して開けられても損害補償は一切ありません。
TSAロックは、空港での検査の際に、TSA職員が特殊な開錠ツールを使って鍵を開けることができる仕組みになってるため、鍵を壊されることなく検査が可能となります。
JAL ABCより引用
クラシック 61L
こちらのクラシックは2016年にトルコで購入。
こちらも大陸間移動に使える容量なんですが、そこまでキャパの必要のない2-3日の大陸内旅行や車での移動には81Lは不便と判断してクラシックを選択。
トパーズと比較すると下記のようなイメージ。1週間程度の旅行であればトパーズ86L、2〜3日程度の旅行であればクラシック61Lと使い分けています。
トパーズに比べてワンサイズ小さいものを選んだもう一つの理由として、個人的にクラシックは角張っていてダメージを受けやすいと思った点。
実際、レザーの取っ手がモロにちぎれそうだったり、トパーズよりも丸みの少ない角部は凹みそうな華奢なデザインに見えますので、クラシックを使うときは、できるだけ重さを減らし、スーツケースへの負担軽減を図っています笑。
レザーの引手はパーツとしてはとてもキュンキュンしますが、剥げたり取れたりする将来が見えますね。(まあ、ダメージを受けたら交換すれば良いのですが)
クラシックには、トパーズに搭載されていたような荷物ホルダーはありません。
中身はベージュに飛行機のイラストが描かれてかっこいいのですが、少し毛羽立っている生地なので、汚れやひっかき傷が気になるところです。
搭載ディバイダ―は片側のみ。現行モデルは両面にディバイダ―が搭載されているようですので、使い勝手はそちらがオススメです。必要に応じて追加のディバイダーを購入するのも手ですね。
ロックは2箇所で、トランクタイプの鍵なので少し不安を覚えます。
容量が重すぎると壊れるかな、とも心配しながら使っています。
番外編(トパーズの2輪タイプ)→近い将来手放す
このトパーズはヤフオクで購入したものですが、使い勝手はかなり悪いです笑
珍しい2輪で取手がサイド上部にあるのでカッコいいかなとも思ったのですが、これがまた運びづらい!段差で転ぶので細心の注意を払って引っ張ってます。
内部はこんな感じ。
もともとディバイダーは付いてなかったので、買い足して使っています。
内装の生地もトパーズのスベスベタイプでなく、少し毛羽立ったタイプなので滑りが悪いです。
ロックもTSAではなく、キータイプです。少し鍵のひっかかりが悪いのでいつも手間取ります。
RIMOWA(アルミ)のメリットとデメリット
次に、8年のRIMOWA使用歴から、メリットとデメリットをご紹介します。
メリット①使い込むほど味が出て愛着が湧く
やはりRIMOWAの一番の魅力!スーツケースを勝手にジーンズに例えてしまいますが、使い込むほど外装のアルミが当たってアタリが出ます笑
旅行に行けば行くほど味が出て愛着が湧きます。(コレは何処どこでぶつけたな~とか笑)
確かに新品で購入すると、一回の旅行でアチコチに傷やへこみがついてちょっと気になりますが、二回目以降はほとんど気にならなくなります笑。
RIMOWA以上に使っていて気持ちのいいスーツケースにはまだ出会っていません!
メリット②ステッカーが貼りやすくカスタマイズしやすい
やはりアルミボディなので、全面にステッカーを綺麗に貼ることができます。
個人的には、ステッカーベタベタはあまり好みではありませんが、空港の受け渡しレーンで識別ができるくらいにはステッカーでマーキングしています。自分だけのオリジナルRIMOWAを育てる楽しみですね。
デメリットにもなってしまうかも知れませんが、最近は旅行先や空港でもRIMOWA率が増えているので、事実、結構被ります。受け渡しレーンでも自分のものがどれか迷います笑。
しかし、しっかり使い込んで育ったRIMOWAは、空港レーンでも目立ちますし、ステッカーをセンス良く貼ったり擦れて味が出ているものを見ると、持ち主が気になりますね笑
デメリット①高価である
次にデメリットですが、なんといってもRIMOWAは高価。
保証や使いやすさ、人気を考えるとある程度の付加価値品として位置づけられるのは自然ですね。特にLVMH買収後はブランディングが加速するでしょうから、ここから更なる販売価格が上がっていくことも想像できます。
日本で購入する場合、オフィシャルショップが主要都市のデパートにあったり、公式オンラインショップで購入ができますが、日本価格がとても高く設定されているので躊躇しますよね。
下記の通り、日本とドイツで買うのでは、定価ベースで大体4-5万円くらい違います(為替も重要)。
商品例(2023/2) | 日本 | ドイツ (1€=138円換算) | 差額(日本-ドイツ) |
オリジナル88L | 231,000 円 | 1,360 € (187,600円) | 43,400円 |
クラシック61L | 223,300 円 | 1,310 € (180,780円) | 42,520円 |
並行輸入や新古品をオークションサイトなどで購入する方法もありますが、手間ですし手元に届くまで正規品なのかが不安です。
やはりヨーロッパに行く機会があればタックスリファンドを効かせられますので、出張や旅行に行くチャンスの際に購入するのが最良です。
デメリット②LVMHが買収後のデザインに好みが分かれる
RIMOWAはドイツのブランドですが、2016年にLVMHが買収後、ロゴやデザインもマイナーチェンジが行われ、ポップでスタイリッシュなデザインになりました。
ロゴが変わった点や本体の畝も大きくなっただけでなく、トパーズに関しては元々ロックが3か所だったのが2か所に変更されたりと、少し不安に感じることもあります(セキュリティ面は問題ないとは思いますが)
総合すると、個人的には少し安っぽくなったような印象ではあります。
デメリット③何も入ってないのに重い
ポリカーボネート製の本体に比べて、アルミ品は重いです。飛行機で旅行するときは、貴重な預入制限 23kg を本体の重さで食われます。
同じサイズの Check-In L で比較しても、アルミのOriginal(81L) が6.2kg, ポリカーボネートのEssential(85L)が4.8kg と、本体だけで1.4kg の差が発生。
駐在一時帰国目線だと、「この分でお米が積める!、、と思ってしまいこの差は結構大きいのですが、逆にもっと優雅な旅行を楽しまれる方や荷物少な目の方にとってはデメリットにはならないかも知れませんね。
ポータブル重量計が便利!
補足なんですが、アビクラ家はスーツケースのパッキングをしょっちゅうやっているので、ポータブル重量計がとても便利です。というか一回の旅行で往復5,6個のスーツケースを捌く必要があるので、コレがないと面倒で仕方ありません笑
数量が少なければ体重計に乗って引き算なのでもいいのですが、旅行先だとそんなことできませんよね。
いくつかの製品を買って試したのですが、FORCLAZやFREETOOのものは軽くてコンパクトなだけでなく。フック式で引っかけやすくて使いやすいです。
かさばらないので、常にスーツケースに入れておけばいい仕事をします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
アビクラ家が8年所有するRIMOWAのトパーズとクラシックを題材に、メリット・デメリットをご紹介してみました。
なんといってもアルミの見た目とガジェット感がイチバンのメリットで、たくさん旅行や出張を共にして使い込むほど手放したくなくなります笑
重さや高価な点のデメリットは勿論ありますが、使っていくうちに買って良かったな、と思える名品だと思います。
現場からは以上です。