海外に長く住んでいるけど日本の本を読みたい!Kindleって実際のところどうなの?と疑問をお持ちの方も多いと思います。
結論、日本の本を世界のどこにいても読むことができるメリットから、海外に行かれる方はKindleを持っておいて損はないでしょう。
こちらの記事では、現役駐在員であるアビクラがKindleをどうやって活用しているか、紙の本との使い分けなど、具体的にご紹介していきたいと思います。
- Kindleでの読書の読み心地を知りたい
- Kindleのメリット・デメリットを知りたい
- 海外からでも日本の本を購入できるか知りたい
- 紙の本とKindleの使い分け方法も知りたい
それでは、早速いきましょう!
Kindleの基本スペック
Kindleは2023年2月時点で、大きく分けて5モデルがあるようですが、電車や飛行機の移動中や自宅などでの一般的な読書を楽しみたい方にとっては、Kindle Paper White一択で良いと思っています。
ざっくりとこんな感じです。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhiteシグニチャー エディション | Kindle Oasis | Kindle Scribe | ||
価格(税込) | 10,980円〜 | 14,980円〜 | 19,980円〜 | 29,980円〜 | 47,980円〜 | |
ディスプレイ | 6インチ | 6.8インチ | 6.8インチ | 7インチ | 10.2インチ | |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | |
ストレージ容量 | 16GB | 8GB | 32GB | 8GB/32GB | 16GB/32GB/64GB | |
高さ | 157.8mm | 174mm | 174mm | 159mm | 230mm | |
幅 | 108.6mm | 125mm | 125mm | 141mm | 196mm | |
厚さ | 8.0mm | 8.1mm | 8.1mm | 3.4mm | 5.8mm | |
重量 | 158g | 205g | 207g | 188g | 433g | |
フロントライト | LED 4個 | LED 17個 | LED 17個 | LED 25個 | – | |
防水性能 | × | IPX8等級 | IPX8等級 | IPX8等級 | × | |
ダークモード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | |
色調調節ライト | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
明るさ自動調節機能 | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | |
ページ送りボタン | × | × | × | ◯ | × | |
手書き入力機能 | × | × | × | × | ◯ | |
充電ポート | USB-C | USB-C | USB-C | MicroUSB | USB-C | |
ネットワーク | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi | Wi-Fi+無料4G | Wi-Fi |
Kindleがタブレット端末で本を読めるのは知ってる。けど実際紙の本と比べてどんな違いがあるのかを、メリット・デメリットという形でサマリーしてみました。
Kindleのメリット・デメリット
メリット①軽くて大量の本を持ち運べる
やはりKindleの最大のメリットはコレでしょうか。
自宅でも、飛行機でも、旅行先でも何十冊の本を携帯できるため、スキマ時間にも読書が可能です。
画面から角度を付けると横からは画面が見えない(= 横の人からは何を読んでいるかわからない)ので、プライバシー的にも考えられています。
メリット②自宅の省スペース化
そもそも紙の本はとてもかさばりますよね。
Kindleを購入する前は、自宅で積ん読や近いうちに読みたい本をコレクションしたりもしていたのですが、結構厳選しないとすぐに本で貴重な自宅のスペースを食ってしまいます。
Kindleであればその心配は全くないので、好きな本を自由に購入できるのはメリットの一つですね。
メリット③ベッドやソファで横になっていても読みやすい
横になりながら紙の本を読むのは腕が疲れる!
ということで、テーブル以外にソファやベッドで読むことも多いですよね。就寝までの時間の読書タイムを設けているのですが、紙の本だと腕が痛くなったり、読書灯などを準備しないといけなかったりと、家族にも迷惑がかかったりと困ったりします。
Kindleであれば軽くて、目にも悪くないライトなので、ラクに誰にも迷惑をかけずに読書を楽しむことができます。
デメリット①感覚的に行ったり来たり読みがしにくい
パラパラめくれない!
小難しい本だったり、読み返して理解を深めたい時など、紙の本であれば行ったり来たりして読書することが簡単なのですが、Kindleはそこのところが弱いです。
勿論、数ページであればタッチして戻ったり、目次を開いて章ごとに戻ったりすることもできますが、感覚的にパラパラめくったりすることができないのはストレスだったりします。
そのためなんども行ったり来たりする専門書や学習書などは紙の本を準備した方がベターかと思います。
デメリット②書き込みができない
Kindleでも、長押しで線を引いたり、付箋を貼ったりということはできるのですが、感覚的にメモを書きなぐったりすることは難しい。
Kindle Scribeという上位モデルであれば、付属のペンで書き込みを入れたりすることは可能です。ただ4万円以上の値段なのでちょっと普段使いには向かないモデルですよね。
忘れないうちにメモを、、となるとやっぱり読書ノートや紙の本での読書が良いのかなとも思ったりします。
(アビクラは日頃ザップノートを用意しているので、そこに読書のメモなどを書いたりしています)
デメリット③海外から何冊もダウンロードするとブロックされる
日本のAmazonと紐づいていると海外から制限がかかります。
海外でKindle経由で日本のダウンロードすると、ネットのIPの影響でダウンロード数に制限があるようです。アビクラも実際に6冊くらい買ったところで、「購入できません」との表示がでてしまいました。
調べたところ同じようなケースの方も多く、Amazon.co.jpでの購入は、日本在住者向けのサービスであり、海外からでは制限がかかってしまうようです。
解決策としてはVPN!
VPNを経由してAmazon.co.jpから本をダウンロードすれば、日本にいるものとみなされるために、制限なく本のダウンロードが可能です。
Kindle以外にも日本のNetflixやラジコなどを視聴するときには日本のIPが必要なことも多く、何かとVPNを使用する機会も多いです。
VPNの会社も色々試しましたが、セカイVPNは月額1,100円で使い勝手も良く、解約もしやすいので、持っておいて損ないですね。
いろんな国のIPアドレスが使えるVPNサービス【セカイVPN】
紙の本とKindleの使い分け方法
軽くて持ち運びがしやすいのはいいけど、やっぱり紙の本で読みたい本ってありますよね。
何度も読み返したい名著や行ったり来たりする必要のある参考書などは実際に手に取って中身をぱらぱらして読みたい。
アビクラは一時帰国や出張時には、必ず路面のジュンク堂などの大型書店に出向き、すでに読みたい本だけでなく、興味のあるジャンルの本を片っぱしから手に取って見てみます。
そうして実際に手に取ってみて面白そうだなと思ったビジネス書、かつ200ページくらいのボリュームであれば、持ち運びと保管スペースを優先して、まずは極力Kindleで読むようにしています。
もしKindleで読んでみて、やっぱり何度も読み返したい本だとわかったら、無駄だと思われるかも知れませんが紙の本で買い直します。
複数に渡って読み返したいと思える本であれば、たとえ数千円のコストがかかったしても新しい学びや発見があったりするので、投資としてお金を払うようにしています。
あと、参考書や腰を据えて勉強したいジャンルの本は、重たくても紙の本で購入して持ち帰っています。やっぱりページ前後行ったり来たりしながら、メモしながら血肉にしていく本はKindleではちょっと難しいと感じています。
まとめると、
Kindleで読む本は
- 200ページくらいまでのビジネス書、小説など(通しで読める本)
紙の本で読む本は
- 参考書
- 重点的に学習したいジャンルの本(前後複数読み返す本)
- Kindleで読んだ後、やっぱり読み返したい本
と使い分ければ良いと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
Kindleの具体的なメリット・デメリットに加え、紙の本との使い分け方法や、海外からのダウンロード制限への解決方法をご紹介しました。
駐在や留学で海外にいたとしても、日本の新刊や勉強のためのビジネス書は読みたいですし、Kindleは持っておいて損はない便利グッズだと思います。
昔はそんなことできなかったのに、便利な世の中になりましたよね。
現地からは以上です!